米国株見通し:続伸か、新政権発足で「ご祝儀相場」

2021年1月21日 15:07

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST 米国株見通し:続伸か、新政権発足で「ご祝儀相場」
(14時50分現在)
S&P500先物      3,857.12(+12.12)
ナスダック100先物  13,377.38(+83.13)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は60ドル高。アジアや欧州の株高も波及し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


20日の取引で主要3指数は続伸し、過去最高値を更新。ナスダックは約2%高、ダウは250ドル超高で31000ドル台を回復した。この日予定されていた大統領就任式が無難に通過し、正式に発足したバイデン政権の大型投資を柱とする経済対策への期待感が高まった。また、新型コロナウイルスのワクチン供給が進むとの観測からも、目先の回復を見込んだ買いが入った。なかでも来週の決算発表を前にハイテク株が買いを集め、相場をけん引した。


本日も買い先行。新政権発足で、「ご祝儀相場」は継続する見通し。引き続き、バイデン大統領の景気対策などによる回復を先取りした買いが優勢となりそうだ。ワクチン接種の加速化への思惑も支援材料に。今晩発表の経済指標のうち、新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数は強弱まちまちと予想されるが、想定内なら株売りは想定しにくい。ただ、トランプ路線からの転換で政策運営の不透明感は否めず、大幅高は見込みづらい。《TY》

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