ドコモ、個人投資家向けの管理アプリ「マイトレード」β版提供開始

2021年1月15日 08:19

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ドコモが復活させた個人投資家向けのフィンテックアプリ「マイトレード」のイメージ。(画像: NTTドコモの発表資料より)

ドコモが復活させた個人投資家向けのフィンテックアプリ「マイトレード」のイメージ。(画像: NTTドコモの発表資料より)[写真拡大]

 NTTドコモ(東京都千代田区)は13日、個人投資家向け投資管理アプリ「マイトレード」の iOS ベータ版を、無料で提供開始した。ベータテストへの参加者を募集して意見を反映させ、3月以降に正式版を月額550円で提供する予定だ。

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 マイトレードは、個人投資家の投資管理や振り返りに特化したフィンテックサービスだ。口座を登録すると、株式投資の売買、保有などのデータを毎日自動取得。独自の計算ロジックを用いて、グラフやリストなどで分かりやすく「見える化」する。日々の取引について記録できるメモ機能や、各種画面をツイッターなどのSNSに投稿するシェア機能もある。

 自身の売買傾向を把握していない初心者から、管理を重視するベテラン投資家まで幅広くターゲットに据えている。登録日以前の過去データも逆算して集計するなど、多様なメニューがある。ベータ版での対応証券会社は楽天証券とSBI証券(SBI証券は一時停止中)で、登録可能口座は1口座まで。ベータ版の利用は無料だ。

 NTTドコモは以前も新規事業創出プログラム「39works」を通してマイトレードを運用していたが、2020年1月にサービスを終了している。だが、10万人を超える投資家が利用しており、復活を希望する声が集まったためリニューアル提供する運びとなった。

 新たなマイトレードは、直観的でシンプルなユーザーインターフェイスに刷新している。ベータ版提供後、参加者の意見を取り入れながら、さらにUI/UXの改善を図る。ベータテストの参加者は先着1000人の予定。マイトレード公式サイトからインストールすれば使えるようになる。iOSのみの提供だが、正式版ではAndroidにも対応予定だ。

 尚、39worksとは、社外のパートナーとプロジェクト体制を組み、社内のアイデアをいち早く実現するNTTドコモの取り組み。企画・運用・開発・保守まで一貫して実施する。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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