JEPXの電力取引価格が高騰、請求金額が前年比2倍以上になる可能性も

2021年1月13日 09:14

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記事提供元:スラド

日本卸電力取引所(JEPX)で電力価格が高騰している。JEPXは電力の売買を行える国内唯一の卸電力取引市場。そこで取引される電力のスポット価格が、連続で高値を更新している(日本卸電力取引所)。

1月1日の全時間帯の平均単価は30.15円/kWhであったのに対し、2日には32.83円/kWh、3日は37.66/kWh、4日は48.52円/kWh、5日は62.41円/kWh、6日は79.38円/kWh、7日は89.82円/kWh、8日99.90円/kWhと6日連続で最高値を更新した。9日は91.69円/kWhとやや落ち着いたものの、11日には117.39円/kWh、12日と150.25円/kWhという過去最高値を更新する高騰ぶりを見せている(環境市場)。

JEPXが7日に出したリリースによれば、原因はLNG火力発電所が利用する液化天然ガスが不足していること、寒波で暖房用電力の需要も急増していることなどがあるという。またBloombergによれば、冬季の天候の影響で太陽光などの再生可能エネルギーの発電量が低いことなども影響しているのではないかとしている(Bloomberg)。

電力の需給状況を監視する電力広域的運営推進機関は6日、電力が不足している地域の管内の発電所に対して全力運転を要請しているほか、その他の地域のJEPX会員企業に関しても、余剰電力を市場に販売することを求めたとしている。

電力市場価格の高騰は、自然エネルギーを売りにしている電力会社にも影響を与えている。実質100%自然エネルギー由来の電気を供給している電力サービス「ハチドリ電力」は8日、調達価格そのまま料金に反映すると電気料金が2~3倍になる可能性があることから、今回の電力取引価格の異常高騰が収まるまでの期間は、ハチドリ電力が値上がり文を負担すると発表している(ハチドリ電力)。 またこうした電力取引価格の高騰に警告を出す意見も出ている。広告代理店勤務のケイジ氏はTwitterで

 電気代の市場価格高騰にともない、市場連動型プランの場合はマジやばい。下手するといつもの3倍以上の電気代になる可能性も十分ある状況。エルピオでんき、自然電力、おてらのでんき、ダイレクトパワー、ジニーエナジーあたりを契約してる人は要注意!すぐ確認した方がいいです。

 とコメントしており、そのすぐ後には、

 3倍じゃ収まらなさそうですね。明日の日中は通常の10倍超か。

 として電気契約のプランの再確認が必要だと指摘している。

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