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米国株見通し:弱含みか、強気相場でいったん調整も
記事提供元:フィスコ
*15:09JST 米国株見通し:弱含みか、強気相場でいったん調整も
(14時50分現在)
S&P500先物 3,793.12(-24.38)
ナスダック100先物 13,035.00(-62.25)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は200ドル安。NY原油先物(WTI)は上げ渋り、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。
8日の取引で主要3指数は過去最高値を連日更新。4日続伸のダウは56ドル高の31097ドルで取引を終えた。この日発表された雇用統計は、失業率が前月から横ばい。一方、非農業部門雇用者数はある程度の減少は織り込まれていたが、想定外のマイナスとなり労働市場の収縮を裏付けた。ただ、バイデン次期政権による大型投資など政策期待が膨らみ、株価を押し上げている。また、決算発表の本格化に先立ち、好業績が観測されるハイテクが買いを集めた。
本日は売りに押される展開か。昨年末から強気相場が鮮明で、短期的に調整の売りが出やすい。今週前半は重要イベントが予定されていないものの、週後半以降は企業決算が本格化し、業績にらみの取引となろう。また、20日のバイデン政権発足に向け、政策を見極める展開で、方向感は定まりづらい。他方、トランプ大統領の退任を控え、民主党は同氏の弾劾訴追案を下院に提出する方針。手続き上は不可能とみられるが、政治情勢の混乱は買いを抑制する要因となろう。《TY》
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