日経VI:小幅に上昇、リスク資産選好進むもコロナ警戒感強まる

2021年1月8日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:小幅に上昇、リスク資産選好進むもコロナ警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比+0.12pt(上昇率0.58%)の20.70ptと上昇した。なお、高値は21.31pt、安値は19.90pt。今日の東京株式市場は昨日の米国株高を受け買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。株高を受け投資家のリスク資産選好が進んでいる。一方で、新型コロナ感染拡大や緊急事態宣言による景気下押し圧力が懸念され、市場心理の改善は限定的。日経225先物が上げ幅を拡大する中でも日経VIはほぼ終日、前日水準を挟んだ動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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