ドンキ、台湾に初出店 1月19日オープン 日本ブランドを格安で販売へ

2021年1月6日 08:02

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ドンドンドンキ西門店の開業イメージ(PPIH発表資料より)

ドンドンドンキ西門店の開業イメージ(PPIH発表資料より)[写真拡大]

 ディスカウントストア大手のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は5日、台湾・台北にジャパンブランドストアのドンドンドンキ(DON DON DONKI)西門(シーメン)店を、1月19日にオープンすると発表した。

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 ドンドンドンキ西門店は、グループ企業の台湾パン・パシフィック・リテールマネジメントが運営する。台湾の流行発信地となっている繁華街・西門町の地上27階建てビルの1~3階に陣取り、売り場面積約1,600平方メートル。ドンドンドンキはシンガポールやタイ、香港で店舗展開しているが、台湾では初出店となる。

 日本製品や日本国内向け商品、国産の農畜産物などをジャパンブランドとして低価格で販売するとともに、流行発信地の繁華街に立地することを意識し、流行に敏感な利用客向けに化粧品コーナーや新商品の情報発信コーナーを充実させて「ワクワク感」や「ドキドキ感」を体感できる店舗を目指す。

 生鮮食品では、台湾で人気が高い日本産リンゴの販売に力を入れるほか、生きたままの貝や大トロなど、東京・豊洲市場直送の魚介類を取り扱う。売り場も店内ディスプレイに工夫を凝らし、目で見て楽しめるようにする。

 中食需要の伸びに期待し、店内で調理した弁当や握りたての寿司などを充実させる。ファミリー層向けには、日用品から化粧品、家電製品までの品ぞろえを豊富にする。

 西門町は流行の発信地として台湾各地から多くの若者が集まっている繁華街。周辺には百貨店や映画館、ファストファッションブランド店が並び、連日にぎわいを見せている。PPIHグループは日本産の農畜産物や工業製品に好意的で、購買力が上昇している台湾の人々に格安のジャパンブランドで勝負をかけ、日本製品の消費拡大を狙う。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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