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2020年12月17日に、新潟県内の関越自動車道で、大雪のために1000台以上が立ち往生となった。このような大雪に見舞われる危険は近年高まっており、クルマに乗る人にとっては他人ごとではないだろう。雪や凍結はクルマにとって非常に危険なことであり、タイヤだけでなく緊急時に対する備えも必要であることを知らしめた。
【こちらも】スタッドレスと夏タイヤ、違いは雪道性能だけではない 季節に合わせた選択を
冬の道路は、雪や凍結といった走行に危険な状態になる危険性があることは、言うまでもない。当然、タイヤはスタッドレスタイヤを装着していることが望ましい。しかし、雪の少ない地域や氷点下まで気温が下がらない地域に暮らしていると、冬用タイヤまで気が回らない人が多い。
自分の生活圏から離れて寒い地域へクルマで出かける人の中に、夏用タイヤで平然と走行している人を今でも見かける。特に気候が関東寄りの地域、つまり太平洋高気圧の影響を受けやすい地域は、標高が高く気温が低くても雪はそれほど降らない。そのため、意外と夏用タイヤで走行できることが多い。
地域としては、長野県の松本市から東京都寄りが該当する。特に中央自動車道を東京方面から走行し、岡谷ジャンクションから長野自動車道に入り安曇野インターチェンジまでは、寒さは厳しいが雪がほとんど降らないことで知られている。
とはいっても、最近の気候ではいつ大雪に襲われても不思議ではなく、近年でも2016年に松本市で30センチを超える大雪に見舞われた。
このように、普段雪の少ない地域に出かけるからと言って、夏用タイヤでそのまま出かけることは、かなり危険である。しかし都内在住であれば、スタッドレスタイヤに履き替えるのも億劫であるのは確かだろう。そこで便利なのが、布製のチェーンだ。畳んでコンパクトに収納でき、最近多くの人が購入している商品である。
また冬の道路は雪が降らなくても、寒い地域では霜により路面が凍結していることが考えられる。特に橋の上やトンネルの出入り口、そして日陰は凍結の危険が高まる。こういった場所は、ひとたび雪が降るとアイスバーンがいつまでも残っている可能性もあり、非常に危険だ。
そして冬の始まりよりは、2月後半のほうが危険である。というのも、融雪剤である塩カルが冬の後半になると不足する事態が発生することが多いからだ。そうなると、幹線道路から1本入ると完全に凍結していることも珍しくない。
冬の道路を走る場合は、雪がなくても気温が低い地域は非常に危険であることを認識しておく必要がある。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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