【株式市場】日経平均は後場小動きに終始し小反落だがTOPIXは堅調で3日続伸

2020年12月25日 16:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万6656円61銭(11円74銭安)、TOPIXは1778.41ポイント(4.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億9480万株

 12月25日(金)後場の東京株式市場は、王子HD<3861>(東1)が急動意となり、株主優待を発表してから一段高など、個別物色の色彩が濃い相場になった。日本製鉄<5401>(東1)やブリヂストン<5108>(東1)が13時過ぎにかけて一段と強含み、景気敏感株の値動きが活発。日経平均は14時半過ぎに小高くなったが大引けは小安く小反落。TOPIXは3日続伸となった。

 後場は、ペガサスミシン<6262>(東1)が下期の業績回復動向に注目再燃とされて一段高。クシム<2345>(東2)は連日12月期末配当の増配が好感されて出直り継続。アズーム<3496>(東マ)は1月末の株式分割を先取る動きが再燃とされ出直り継続。京写<6837>(JQS)はベトナム拠点がJETROの海外支援事業に採択され急伸したまま活況高。

 25日は3銘柄が新規上場となり、ファンペップ<4881>(東マ)は9時28分に公開価格650円を10%上回る715円で初値をつけ、高値は前場の843円、大引けは780円。東和ハイシステム<4172>(JQS)は14時過ぎに気配値のまま上げる場合の本日上限値段の5300円(公開価格2300円の2.3倍)で初値がつき、その後5490円まで上げ、大引けは4300円。SANEI<6230>(東2)は10時47分に公開価格2200円を60%上回る3525円で初値がつき、高値は前場の4025円、大引けは2865円。

 東証1部の出来高概算は海外勢がXマス休暇で少なく6億9480万株(前引けは3億4992万株)、売買代金は1兆2548億円(同6483億円)。1部上場2188銘柄のうち、値上がり銘柄数は1312(前引けは1140)銘柄、値下がり銘柄数は764(同923)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、パルプ紙、倉庫/運輸、建設、ゴム製品、その他金融、鉱業、不動産、鉄鋼、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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