日経平均VIは低下、強弱材料交錯し当面保合い相場を想定か

2020年12月17日 13:53

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記事提供元:フィスコ


*13:53JST 日経平均VIは低下、強弱材料交錯し当面保合い相場を想定か
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.51pt(低下率2.69%)の18.46ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は18.70pt、安値は18.28pt。

新型コロナ感染拡大に対する懸念が大きくなる一方、ワクチン普及による経済活動正常化期待や米金融緩和の長期化観測なども強い。こうした強弱材料の交錯を受け、市場では当面保合い相場となるとの見方も多く、ボラティリティ低下を想定し、日経VIは上昇しにくくなっているとの指摘がある。こうした動きを受け、今日の日経VIは昨日に続き終日、前日水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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