【株式市場】日経平均は後場一段軟化し反落、「GoToトラベル」一時停止の影響や米FOMCを見定めたい様子

2020年12月15日 16:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万6687円84銭(44円60銭安)、TOPIXは1782.05ポイント(6.47ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億1825万株

 12月15日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が後場寄り後まもなく前場の安値を割り込み、14時過ぎに126円90銭安(2万6605円54銭)まで下押す場面があった。米国時間15日のFOMC次第では円相場に影響があるため様子見。ただ、自動車株を見るとトヨタ<7203>(東1)が上げ一服の一方、ホンダ<7267>(東1)は高下しながら上値を追い、別個の展開。大引けの日経平均は小反落だった。

 後場は、三菱製鋼<5632>(東1)が来期の営業黒字化観測などを受け一段と強含み、クロスプラス<3320>(東2)は第3四半期の大幅増益などで2日連続ストップ高。アジャイルメディア<6573>(東マ)は進学情報サイト「マイナビ進学」との提携が好感されて一段高。14時を過ぎると、「iPhone」増産観測報道が出てTDK<6762>(東1)や村田製<6981>(東1)が尻上がり。

 15日新規上場のビーイングホールディングス(ビーイングHD)<9145>(東2)は10時18分に公開価格1000円を48%上回る1479円で初値をつけた。高値は前引け間際の1522円。その後1522円まで上げ、大引けは1239円だった。

 もう1銘柄、スタメン<4019>(東マ)は14時27分に公開価格880円の2.3倍の2051円で初値をつけ、その後2243円まで上げ、大引けは1866円。

 東証1部の出来高概算は11億1825万株(前引けは5億5518万株)、売買代金は2兆2219億円(同1兆1108億円)。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は894 前引けは926)銘柄、値下がり銘柄数は1177(同1133)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(目引けは4業種)が値上がりし、値上がり業種は、パルプ/紙、ガラス/土石、非鉄金属、精密機器、石油/石炭、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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