12月14日のNY為替概況

2020年12月15日 05:15

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記事提供元:フィスコ


*05:15JST 12月14日のNY為替概況
 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は103円51銭まで下落後、104円10銭まで上昇して引けた。

欧州通貨高に対するドル売りに下落後、米国内で新型コロナウイルスワクチン接種が開始したほか、追加経済対策がいずれ成立するとの根強い期待に景気見通しが改善、ドル買い・円売りに繋がった。その後、NY市が再びロックダウン入りする可能性を警戒し伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは1.2177ドルまで上昇後、1.2123ドルまで反落して引けた。

英国と欧州連合(EU)の通商交渉で週内の合意期待に一時ユーロ買いが強まったのち、高値からは域内の最大の経済を持つドイツが新型コロナウイルス感染者の急増に対処するため、クリスマス期間ロックダウンを強化する計画を受けた景気見通し悪化に伴うユーロ売りが再燃。

ユーロ・円は125円92銭まで下落後、126円52銭まで上昇。

  
ポンド・ドルは1.3418ドルから1.3310ドルまで下落した。

英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉を巡り、EUのバルニエ首席交渉官が週内の合意成立の可能性を示唆し一時ポンド買いが加速したが、新型ウイルス感染者急増の対処でロンドン市が最も厳格なロックダウン実施を発表、回復停滞懸念にポンド売りが再燃した。

ドル・スイスは0.8851フランから0.8889フランまで上昇した。


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