WealthNavi、国内初のNISA対応ロボアドをリリースへ その資産運用に注目

2020年12月13日 08:02

印刷

(画像: ウェルスナビの発表資料より)

(画像: ウェルスナビの発表資料より)[写真拡大]

 預かり資産額・ユーザー数が業界トップのロボアドバイザー・WealthNavi(ウェルスナビ)が、2021年初春にスマホに対応した新機能「おまかせNISA」をリリースする。公式サイト見開きページの全面をつかって「おまかせNISA」の紹介がなされているが、さすがロボアドのリーディングカンパニーだけはある。徹底した利便性のよさ、安心の資産運用システムが光るサービスだ。

【こちらも】ロボアド資産運用のウェルスナビがマザーズ上場へ 老後資金対策の急先鋒に台頭

 この「おまかせNISA」は、ロボアド初のNISA(少額投資非課税制度)対応タイプで、スマホで簡単に操作・管理ができる手軽さが特徴だ。団塊の世代が70代に突入する今、少子高齢化による老後不安の解決手段の1つとしてNISAは有効な税制度だが、資産運用の方法がわからずに利用を手控えるケースも多い。そこで注目されたのがロボアドであり、初のNISA対応ロボアドはまさに待望の資産運用ツールとも言える。

 「おまかせNISA」の利用メリットは、NISA制度で利益に税金がかからないこと。本来ならば利益の20%が課税対象となるが、NISAは年間120万円の非課税枠がついており、その範囲では税が発生しない。資産運用のポートフォリオにはノーベル賞受賞者のロジックによる金融アルゴリズムを採用し、きわめてローリスクなフルオート投資が実現している。

 つまり「おまかせNISA」ならば、口座に資金を入れるだけで、投資対象の選定・トレード・積立・資金リバランスまで、ポートフォリオ運営を適切に行う優れたツールなのだ。

 そんなWealthNaviのロボアドは、12月10日に預かり資産3200億円超・口座数35万超を記録した。

 また同社は、12月22日に東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場を決めている。コロナ渦で生活に不安を抱く若い世代の参加者も増えていると言う。これまで資産運用とは距離のあった女性までがNISAへ大きな関心を示しているとの話ももっぱらで、今後はなにかと「おまかせNISA」が話題になることだろう。(記事:TO・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事