【株式市場】日経平均は続落だが後場は戻しTOPIXや東証マザーズ指数は堅調で反発

2020年12月11日 17:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万6652円52銭(103円72銭安)、TOPIXは1782.01ポイント(5.80ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億8218万株

 12月11日(金)後場の東京株式市場は、味の素<2802>(東1)やハウス食品グループ本社<2810>(東1)などの「巣ごもり消費」株が一段ジリ高となる一方、「GoTo」関連のJR東日本<9020>(東1)や日本航空<9201>(東1)もジリ高となった。日経平均は取引開始後200円安に迫ったが、その後は徐々に下げ幅を縮めた。大引けは日経平均が2日続落の一方、TOPIXは反発。日経JQ平均も反発し、東証マザーズ指数は2日ぶりに反発した。

 後場は、東邦アセチレン<4093>(東1)が急伸し、食品の急速凍結、細胞の凍結保存用ガスの新型コロナワクチンへの活用などが注目されストップ高。日東紡<3110>(東1)は同社製品がスーパーコンピューター「富岳」のプリント配線基板に使われたとの発表が注目され一段ジリ高。神栄<3004>(東1)とツインバード工業<6897>(東2)はストップ高となり、新型コロナワクチン保管用の冷凍庫を市区町村に1台以上との政府方針を材料視。メディカルネット<3645>(東マ)は昼に発表した業績予想が注目されて一転、大引けまで買い気配のままストップ高。アサカ理研<5724>(JQS)は廃棄リチウム回収再生事業への注目が衰えずストップ高となり3日連続大幅高。

 東証1部の出来高概算は12億8218万株(前引けは6億9173万株)、売買代金は2兆8820億円(同1兆6282億円)。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1396(前引けは1050)銘柄、値下がり銘柄数は696(同1015)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、輸送用機器、その他製品、電力/ガス、銀行、非鉄金属、陸運、サービス、などとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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