新規失業保険申請件数は予想以上に増加、CPIは予想上回る、ドル下落

2020年12月10日 23:15

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記事提供元:フィスコ


*23:15JST 新規失業保険申請件数は予想以上に増加、CPIは予想上回る、ドル下落


米労働省が発表した11月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.2%と、10月0.0%から予想以上に上昇した。前年比では+1.2%と、低下予想に反し10月の水準を維持。変動の激しい燃料や食品を除いたコアCPIは前月比+0.2%と、10月0.0%から予想以上に上昇。前年比でも+1.6%と、やはり低下予想に反して10月と同水準を維持した。

先週分新規失業保険申請件数は前週比+13.7万件の85.3万件と、予想72.5万件を上回り、再び増加に転じ、9月の中旬以来で最高となった。失業保険継続受給者数は575.7万人と、前回552.7万人から減少予想に反して増加した。感謝祭明け、新型コロナウイルス第3波の影響で規制が再び強化されており、一部企業は解雇を再開せざるを得ない状況となっている。

ドル・円は104円45銭から104円31銭まで下落。ユーロ・ドルは1.2104ドルから1.2135ドルのレンジで上下した。

【経済指標】
・米・11月消費者物価指数:前年比+1.2%(予想:+1.1%、10月:+1.2%)
・米・11月消費者物価コア指数:前年比+1.6%(予想:+1.5%、10月:+1.6%)
・米・11月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.1%、10月:0.0%)
・米・11月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.1%、10月:0.0%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:85.3万件(予想:72.5万件、前回:71.6万件←71.2万件)
・米・失業保険継続受給者数:575.7万人(予想:521.0万人、前回:552.7万人←552.0万人)《KY》

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