トヨタ、現場スタッフが開発した足踏み式消毒スタンドの一般販売開始

2020年12月2日 09:16

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記事提供元:エコノミックニュース

トヨタ各工場のメンバーが、4月上旬から自発的に製作を開始し、同社完成車向上などで活用してきた技術改善が活かして完成した、足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」

トヨタ各工場のメンバーが、4月上旬から自発的に製作を開始し、同社完成車向上などで活用してきた技術改善が活かして完成した、足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」[写真拡大]

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 トヨタは現在のコロナ禍に対応し、「もっといいクルマづくり」を支える製造現場のモノづくりの力やTPS(トヨタ生産方式)を活かしたマスクやフェイスシールドの生産、飛沫循環抑制車両の開発、医療用防護ガウンの生産性向上支援などを行なってきた。

 その延長として今回、足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」を製造・販売すると発表した。コロナ禍の影響で生産ラインの稼働停止を余儀なくされたトヨタの各工場のメンバーが、「自分たちには何ができるのか」「仲間から感染者を出さない」という想いから活動を広げ、4月上旬から自発的に製作を開始し、同社完成車向上などで活用してきたカイゼンが活かされた製品だという。

 その後、この足踏み式消毒スタンドを通じて、社会に貢献したいとの想いから、医療用防護ガウンプロジェクトにも携わるTPSのプロが加わり、市販化検討を開始し、試作品を医療機関に持ち込み、専門家の意見を基にベースとなるモデルを決定。愛知県の医療機関や一部車両販売店をはじめ、大型商業施設や地方自治体などで実際に使用し、実用性や衛生面、重さ、気になるポイントなど、さまざまな声をヒヤリングした。

 その結果を踏まえてパーツの取り外し・洗浄のし易さ、車いすでの使用を可能にし、初号機の約6kgから約3.2kg(マット含む)に軽量化させるなど、使用者の声を反映するとともに、これまでクルマづくりで培ってきたモノづくりの技術・ノウハウを活かし、約30バージョンの試作機を製作するなど、市販化に向け徹底して改善を重ねてきた。

 誰にでも使いやすく、良いものをリーズナブルに提供することに拘り、良品廉価な製品となったこの足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」を、トヨタ上郷部品センターにて月2000~2500個レベルで生産し、12月1日より、国内のトヨタ車両販売店・トヨタレンタリース店を通じて販売するという。

 これらの取り組みは、「誰ひとり取り残さない」という姿勢で国際社会が目指しているSDGs、持続的な開発目標に本気で取り組むとの社長・豊田章男氏の宣言どおり、世界中の人たちが幸せになるモノやサービスを提供すること、すなわち「幸せを量産する」取り組みのひとつだとしている。

 足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」のサイズは、幅×奥行×高さ330mm×430mm×1,169mm、重量約3.2kg(マット含む)で販売価格は8000円(税抜き)だ。(編集担当:吉田恒)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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