【注目銘柄】平和は連日の年初来安値も下期黒字転換業績を手掛かりに突っ込み買い一法

2020年12月1日 11:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 平和<6412>(東1)は、前日30日に71円安の1421円と5営業日続落して引け連日、年初来安値を更新した。新型コロナウイルス感染症の感染再拡大で、今春のパチンコホールの営業自粛の再要請を懸念して売り増勢となった。ただ同社株は、今年3月の600円超安と急落した場面では、売られ過ぎとして即400円超高と切り返しており、この再現を期待して突っ込み買いも一法となりそうだ。とくに同社の今2021年3月期業績が、第2四半期(2020年4月~9月期、2Q)の赤字業績から第3四半期以降の下期は、パチンコ・パチスロの新機種発売や、ゴルフ場の新規取得コースの寄与で黒字転換が予想され、来2022年3月期業績も、遊技機の旧規制機種から新規制機種に入れ替えられことでV字回復と観測されていることも、フォローの材料となりそうだ。

■パチンコ・パチスロの新機種と取得4ゴルフ場が上乗せ寄与

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げが前年同期比48.9%減と落ち込み、営業利益は46億8000万円の赤字(前年同期は135億5000万円の黒字)、経常利益は46億9400万円の赤字(同135億3200万円の黒字)、純利益は61億7900万円の赤字(同94億700万円の黒字)と落ち込んだ。コロナ禍による営業自粛要請などからパチンコホールの来客数が減少し、ホール側の設備投資意欲の低下に対応し新機種の発売を見送り、ゴルフ場事業でも来場者が低調に推移したことなどが響いた。

 これに対して今2021年3月期通期業績は、売り上げ1248億円(前期比13.7%減)、営業利益69億円(同70.7%減)、経常利益63億円(同72.9%減)、純利益10億円(同93.7%減)と減収減益ながら黒字転換を見込んでいる。パチンコでは今年11月に発売した「ルパン三世 復活のマモー」など6機種、パチスロでは来年1月発売の「戦国乙女3 天剣を継ぐもの」など7機種を発売し、ゴルフ場でも今年10月に取得した石岡ゴルフ倶楽部など4ゴルフ場が今年12月1日に運営を開始することなどが寄与し、2Q累計業績の赤字業績が下期に黒字転換することが要因となる。

 なお来期2022年3月期業績は、今年5月施行の新遊技機規則により旧規制機種の入れ替えが2期に分かれ、来期は旧規制機種の140万台が新規制機種に入れ替えられることなどから業績を大きく押し上げる見込みである。東洋経済会社四季報最近号では、来期営業利益を286億円、純利益を180億円と観測している。

■PBRは0.6倍、25日線から12%超の下方かい離と下げ過ぎ

 株価は、年初来高値2324円からコロナ・ショック安で1646円安値まで突っ込み、同安値から445円高と切り返したあと、期末の配当権利取りで2000円台までリバウンドしたが、緊急事態宣言の発出、今期業績の未定予想、第1四半期・第2四半期業績の赤字転換などで下値を探り、第2四半期配当の権利取りで1872円高値をつける場面もあったものの、足元では新型コロナウイルス感染症の再拡大が響いて年初来安値追いとなった。PBRは0.62倍、テクニカル的にも25日移動平均線から12.8%のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆しており、底上げ転換からまず25日線水準の1600円台奪還に動こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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