11月19日のNY為替概況

2020年11月20日 04:37

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記事提供元:フィスコ


*04:37JST 11月19日のNY為替概況
 19日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円10銭から103円75銭まで下落して引けた。

国際通貨基金(IMF)やG20は世界経済回復が失速した可能性や「リスクは非常に高い」と警告したためリスク回避の円買いが強まったほか、米先週分新規失業保険申請件数も予想外に前回から増加したほか、カプラン米ダラス連銀総裁が2番底の可能性も警告したため米国債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1818ドルまで弱含んだ後、1.1868ドルまで上昇して引けた。

ユーロ・円は122円94銭まで下落後、123円18銭まで上昇。

  
ポンド・ドルは1.3196ドルまで下落後、1.3257ドルまで上昇。合意も間近と期待されていた英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉はEU交渉チームの一員が新型コロナウイルスに感染したため一時中断されたとの報を受けてポンド売りが一時加速も合意期待感は根強く、下落は限定的となった。

  ドル・スイスは0.9139フランまで上昇後、0.9107フランまで反落した。


[経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:74.2万件(予想:70.0万件、前回:71.1万件←70.9万件)・米・失業保険継続受給者数:637.2万人(予想:640.0万人、前回:680.1万人←678.6万人)・米・11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:26.3(予想:22.5、10月:32.3)・米・10月中古住宅販売件数:685万戸(予想:647万戸、9月:657万戸←654万戸)・米・10月景気先行指数:前月比+0.7%(予想:+0.7%、9月:+0.7%)《KY》

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