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先日、話に出ていた国産小型ジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の開発一時停が確定した(三菱重工業2021事業計画[PDF]、2020年度 第2四半期 決算概要[PDF]、日経新聞)。
三菱重工業は30日に発表した中期経営計画の中で、国産小型ジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の開発一時停止を明らかにした。公開された2021年の事業計画の中で、開発状況と市場環境を踏まえ、開発活動は一旦立ち止まるというという表現で開発の一時停止を認めた。また再開のための事業環境の整備に取り組むともしており、再開の可能性に関しても示唆している。
梶山弘志経済産業相は10月30日の会見で、航空機産業や宇宙産業は裾野の広い産業。維持していくことも、国の考え方としては必要だと思っていると話しており、支援していく方針を示している。またスペースジェットの納入先であるANAとJAL双方に、開発の一時停止後の方向性を説明していないという報道もあるようだ(ロイター、Aviation Wire)。
あるAnonymous Coward 曰く、 なお三菱重工業からの正式なリリースは、下記「2021事業計画(FY2021~2023)」のP13「21事計での民間航空機の取組方針 2) 完成機事業」や、
https://www.mhi.com/jp/finance/library/plan/pdf/201030presentation.pdf
下記「PRESS RELEASE 2020年度 第2四半期 決算概要」のP12「(追加情報)SpaceJetの納入時期変更に係る偶発負債」などに見られる。
https://www.mhi.com/jp/finance/library/result/pdf/fy20202q/kessan_tansin.pdf
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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