日経平均VIは上昇、新型コロナ警戒感や米大統領選不透明感もあり市場心理悪化

2020年10月30日 13:56

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:56JST 日経平均VIは上昇、新型コロナ警戒感や米大統領選不透明感もあり市場心理悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+2.07pt(上昇率7.72%)の28.89ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は28.89pt、安値は27.02pt。

今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。欧米での新型コロナ感染拡大や米大統領選に絡んだ米国政治の混乱への警戒感は強く、日経225先物は下げ幅を広げると、市場心理がさらに悪化し、日経VIは昨日に続き28pt台に上昇し、午後はさらに上昇している。


【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事