空いている駐車場探しに便利な「アキッパ」アプリ

2020年10月21日 17:11

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3月には社宅の駐車場貸し出しを本格的に開始している。(画像: akippaの発表資料より)

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 「必要は発明の母」とは、良く言ったものだと思う。まあ、Web時代にその存在感を高めているアプリ開発を「発明」と称するか否かの是非は判断しかねるが・・・

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 akippa(以下、アキッパ)という、斯界ではNO1の企業がある。出かけた先で「駐車場」が見つからず、難儀した経験を持つ人も少なくないのではないだろうか。免許証を70歳になったのを機に返納した今でこそそんな体験はないが、かつては私も難儀した思い出が少なからずある。

 アキッパはそんな難儀に、強い味方。創業者社長の金谷元気氏が、自らの体験から「“なくてはならぬ”をつくる」をミッションに、アプリ:アキッパを2013年に開発して立ち上げた企業。

 例えば近場の観光地に妻と子供を乗せ車で出かけたとする。「観光地だから、駐車場は整っているだろう」と思い到着。が、休祭日が災いして、車を置く場所がない。そんな時は、アキッパをダウンロードしたスマホやPCで数日前に駐車場スペースを予約しておくのが賢明。全国3万9000カ所の駐車場が掲載されている。

 そのスペースも多種多様。月極駐車場/時間貸し駐車場もあれば、個人宅の車庫・空地・商業施設の駐車場等々。目的地の近場の駐車空間を調べ、●月●日の▲時から■時まで(15分刻み、使う時間だけ)空いているかの情報をチェックし予約ができる。電話番号や氏名など駐車スペースオーナーの情報や空間の写真/とめられる車のサイズ、単位当たりの料金も確認できる。

 空間を利用する方も貸す方も、winwin。使い方が絞り込めない空地の処置に困っていた土地所有者には、(正式な利用法が決まるまでの当座の)土地活用になる。土地が狭小地や変形地のような場合、例えば「サイズ:軽」としておけばニーズも生まれる。

 つくづく、面白いビジネスを開発したと思う。2016年9月にJR西日本と提携して以来、電鉄各社の保有する施設で稼働していない駐車場をアキッパ経由で貸し出している。現状で14社と提携、今夏時点で利用可能な鉄道系駐車スペースは約2000台。アキッパでは22年までに1万台まで「広げたい」としている。

 鉄道系駐車場は、好立地が多い。コロナウイルス禍で「密を避ける」観点からマイカー出勤組が増加していることもフォローの風となっている。

 金谷代表は、「今後は駐車場だけでなく、人の移動をより便利で快適にするモビリティプラットフォーマーを目指し、取り組んでいく」としている。(記事:千葉明・記事一覧を見る

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