ソニー銀行、新たに遺言代用信託の取り扱い開始

2020年10月19日 07:11

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(画像: オリックス銀行の発表資料より)

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 ソニー銀行は16日、オリックス銀行が提供する遺言代用信託「家族へツナグ信託」の取り扱いを開始すると発表した。取り扱い開始日は19日。

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 遺言代用信託とは、遺言書を作成する必要がなく、顧客から預かった金銭について、相続発生時にはあらかじめ指定している受取人に引き渡す商品。受取人に引き渡すまでの所要期間の目安は最短5営業日としており、現金での支払いが必要な葬祭費などへの支払いをスムーズに行うことが可能としている。

 同商品の申込金額は100万円以上3000万円以下(100万円単位)とし、顧客が保有している金融資産の3分の1までの金額を限度としている。信託期間は、信託設定から終了まで最長30年。指定できる受取人は、主に家族などの推定相続人としている。

 日本国籍を有する20歳以上の個人の顧客で、後見人などの代理人が不要であれば申し込みが可能。そのほかの条件として、申込人および受取人が指定する口座は、ソニー銀行普通預金口座であることとしている。

 申込手数料として、申込金額の1%が発生する以外には手数料はかからない。郵送および電話による申し込みで中途解約も可能。信託期間中はオリックス銀行が元本を保証し、生前中は年1回の配当金を支払うとしている。

 また、預金保険制度の対象商品ともなる。万が一金融機関が破綻しても、預金保険制度に則り、元本1000万円までと破綻日までの利息等が保護される。

 ソニー銀行とオリックス銀行は8月、両社の商品、サービスを取り扱う目的で提携事業に関する合意書を締結。同月、提携後の第1弾としてオリックス銀行がソニー銀行の住宅ローンの取り扱いを開始している。今回は第2弾の取り組みとなる。

 ソニー銀行では、多様化する顧客の金融に対するニーズに幅広く応えるため「人生100年時代」に向けて、本商品の取り扱いを開始する、としている。今後も、ソニー銀行とオリックス銀行はそれぞれの得意分野を活かし、お互いに補完しながら、更なる顧客満足度および利便性の向上をはかる方針だ。

 信託や遺言に関する金融機関の対応は、近年かなりわかりやすくなり、手続きも簡略化されつつある。今回の2行のように、実店舗ではなく主にWeb上で展開している金融機関でも取り扱い範囲を拡大している傾向にある。今後の広がりにも注目したい。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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