【株式市場】日経平均は後場一段ジリ高、JR東・日立・トヨタの協業を見て経済再構築に向けた結集など期待

2020年10月6日 16:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万3433円73銭(121円59銭高)、TOPIXは1645.75ポイント(3.50ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億8971万株

 10月6日(火)後場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東1)、日立製作所<6501>(東1)、トヨタ自動車<7203>(東1)が連名でハイブリッド車両(燃料電池)試験車両の開発に取り組むと発表し、3銘柄とも一段強含んで始まった。日本の代表的企業の連合のため、日本経済の再構築に向けた結集に期待が強まる様子。日経平均も一段強含んで始まった後ジリ高を続け、大引けにかけて129円02銭高(2万3441円16銭)まで上げて続伸となった。

 後場は、ブリヂストン<5108>(東1)などのタイヤ株が米追加景気対策への期待などで一段と強含み、資生堂<4911>(東1)は「GoTo」で需要回復とされ一段ジリ高。東芝<6502>(東2)は先に上場を延期したキオクシア(旧・東芝メモリ)の出直し近いとの観測で一段と強含んだ。スマレジ<4431>(東マ)はクラウドPOSレジ「スマレジ」の登録店舗数拡大などが注目され一段高。トミタ電機<6898>(JQS)は後場一段高となり、マスク製造機関連特需や中国ファーウェイへの出荷を巡る米商務省の姿勢などがあるようで高値を更新。

 東証1部の出来高概算は9億8971万株(前引けは4億8069万株)、売買代金は1兆9941億円(同9871億円)。1部上場2178銘柄のうち、値上がり銘柄数は1152(前引けは961)銘柄、値下がり銘柄数は923(同1094)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、保険、石油石炭、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、サービス、ガラス土石、輸送用機器、医薬品、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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