欧州感染再拡大で為替への影響は 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)

2020年9月28日 18:31

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記事提供元:フィスコ


*18:31JST 欧州感染再拡大で為替への影響は 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)
皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

先週は、安全逃避のドル買いが一時強まりました。ドル・円は104円00銭まで下げた後には105円53銭まで反発しています。背景には、『ユーロ、英ポンドなど欧州通貨に対するドル買いが継続したことから、ドル・円の取引でもドル買い・円売りが次第に優勢となった』ようです。また、『日本銀行による追加緩和の可能性は消えていないことも、ドル買い材料となった』と見られています。

ユーロ・円は123円94銭から一時122円52銭まで下落しました。『ユーロ域内における新型コロナウイルス感染再拡大が懸念されていることや、欧州中央銀行(ECB)はユーロ高進行を警戒しているとの思惑が広がり、ユーロ売り・米ドル買いが活発となったことが要因』と見られています。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

ドル・円は『もみ合い』と予想しています。欧州の新型コロナウイルス感染再拡大やこれまで株式相場をけん引してきた米ハイテク株の調整もあり、『欧米株式が下落した場合、安全逃避的なドル買いに振れやすい』と推察しています。一方、ラガルドECB総裁のユーロ高けん制発言や『豪準備銀行、NZ 準備銀行など主要中銀の一段の緩和的な金融政策への思惑』が広がっていることから、『安全逃避的なドル買いはおおむね継続するとみられる』と伝えています。

ユーロ・円については『弱含み』を予想しています。新型コロナウイルス感染再拡大が深刻化していることから、『経済の早期正常化への期待後退によりユーロは売られやすい展開となりそうだ』と伝えています。また、『ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁がユーロ高へのけん制を繰り返せば、ユーロ売りの支援材料』になると見込んでいます。

ポンド・円に関しては『もみ合い』を予想しています。英国内でも新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、『ロックダウン強化への思惑から、ポンド売りに振れやすい地合いが続きそうだ』と伝えています。一方、『英中央銀行総裁は将来のマイナス金利導入に否定的な見解を提示しており、ポンド売りを弱める可能性がある』とみています。

豪ドル・円は『弱含み』を予想しています。豪準備銀行(中央銀行)のデベル副総裁の発言を受けて、『追加緩和観測が強まっており、豪ドルは引き続き売られやすい』状況だと見通しています。また、欧州での感染再拡大による行動制限再導入などに対する懸念により、『リスク回避的な豪ドル売り・円買い圧力も続く』と伝えています。

ランド・円は『弱含み』が予想されています。9月29日発表予定4-6月期失業率は、35%程度まで上昇する可能性があると伝えています。景気回復ペースの鈍化が懸念され、『主要通貨に対するドル高が一服してもリスク選好的なランド買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる』と伝えています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子《CN》

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