【注目銘柄】扶桑電通は続落も業績上方修正を見直してバリュー株買いが再燃余地

2020年9月15日 09:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 扶桑電通<7505>(東2)は、前日14日に11円安の2219円と続落して引けた。日米両市場でグローバル株売り・バリュー株買いが強まっており、ITサービス株としてハイテク業種に属し、今年9月7日に株式分割の権利落ち高値2288円まで買い進まれていた同社株に利益確定売りが続いた。ただ今年9月10日に今2020年9月期業績の上方修正を発表し、期初の減収減益予想が、増収増益転換予想と方向性が変わり、投資採算的に割安でバリュー株買い素地を内包しており、下値は押し目買い妙味を示唆している。また9月期期末を控え株式分割でも株主優待制度を実質的に拡充し、期末配当も増配含みにあることを手掛かりに権利取りの買い物も期待される。

■防災行政無線などが好調で期初の減益予想が増益転換

 同社の今9月期業績は、前期業績に続く上方修正で、期初予想より売り上げを20億円、営業利益を3億5000万円、経常利益を4億円、純利益を2億円それぞれ引き上げ、売り上げ400億円(前期比2.2%増)、営業利益8億5000万円(同9.5%増)、経常利益10億円(同13.2%増)、純利益6億円(同8.4%増)と続伸する。防災行政無線案件や官公庁・自治体ビジネス、自動車販売店向けシステム更新は好調に推移し、新型コロナウイルス感染症の感染予防のために業務のオンライン化を進め販売管理費が減少したことなどが寄与した。

 なお同社は、今年3月31日を基準日に株式分割(1株を2株に分割)を実施したが、株主優待制度は、100株以上~1000株未満の株主向けに贈呈するクオカード1000円分はそのまま維持しており、実質的に倍増の拡充となる。また同社の配当政策は、配当性向35%以上を基本としており、今期の分割権利落ち後の期末配当20円(中間配当は権利落ち前で40円)は、今回の業績上方修正で増配含みとなる。同社は、2018年9月期に記念配当増配、前2019年9月期に特別配当増配を実施した実績があり、期待を高めよう。

■PER10倍台、PBR0.8倍と割り負け分割権利落ち埋めに再発進

 株価は、株式分割を歓迎して3940円まで買い進まれ3545円で分割権利を落とした。権利落ち後は、世界同時株安に巻き込まれて権利落ち後安値1517円まで売られたが、今期第2四半期(2Q)業績、第3四半期(3Q)業績が大幅続伸したことで大きく底上げ、とくに3Q業績は通期予想業績に対して高利益進捗率となったことで分割権利落ち後高値2265円まで上値を伸ばした。このため今回の業績上方修正は、織り込み済みとして利益確定売りが先行した。ただPERは10倍台、PBRは0.81倍と割り負け顕著となっており、バリュー株買いの再燃から分割権利落ち高値抜けから分割権利落ち向けに再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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