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中国で習近平国家主席が8月11日、「飲食の浪費は深刻で、心を痛めている」と発言し、食べ物の浪費をやめるよう指示を出したとのことで、これが各所に影響を与えているようだ。これに関連して食べきれないほどの量を注文するのを禁止する「光盤(皿を空にする)」キャンペーンが開始されているらしい(毎日新聞、Reuters)。
中国政府系の食堂では、食べ残した量が125グラムを超えた場合、1元(約15円)の罰金を徴収するようになったと報じられている。この影響で「大食い」動画なども問題視されるようになってきているようだ。6月には「大食い」動画を配信してきた人物が生放送中に倒れ、7日後に亡くなったりする事件なども政府メディアから批判されるようになったという(SankeiBiz、レコードチャイナ、Yahoo!ニュース)。
背景には中国国内で食糧の問題が危惧されていることだ。中国国内で相次いで起きている水害や新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による食料の供給不足の不安、米中対立による供給網の寸断リスク、蝗害がアフリカなどだけでなく、国内でも発生したことなどが習近平国家主席が食べ物の浪費を減らすよう直接言及した理由となっているようだ(JBPress、日経新聞)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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