後場の日経平均は213円安でスタート、ソニーや東エレクなど軟調

2020年8月20日 13:22

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22897.29;-213.32TOPIX;1602.38;-11.35

[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比213.32円安の22897.29円と前引けより下げ幅を拡大して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は横ばいで推移。アジア市場はほぼ全面安。為替は1ドル=106円近辺と横ばいで推移。午前の日経平均は、米国市場が軟調に推移した流れを受けて、投資家のリスクセンチメントが悪化し反落でのスタートとなった。寄り付き後は、米エヌビディアが決算発表後に下落したことを受け、東京市場も半導体関連株を中心に軟調に推移した。また、ドルを買い、株を売るアンワイド的な流れが強まり徐々に下げ幅を拡大し、本日の安値付近で午前の取引を終了した。後場の日経平均は前場終値より下げ幅を拡大してスタートし、本日の安値付近でもみ合いとなっている。前場のTOPIX下落率が0.50%安と日銀のETF買いの発動基準前後であることから、日銀ETFへの思惑も強くは働きにくいようで、これが積極的な押し目買いをやや抑制しているようだ。そのほか、お昼休み中に日立<6501>が日立金属<5486>を売却とブルームバーグが報じており、日立金属が急騰している。

 セクター別では、不動産業、電気機器、金属製品、繊維製品などが下落率上位となっており、一方、空運業、鉄鋼、保険業が上昇率上位となっている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>、Zホールディングス<4689>が安く、任天堂<7974>、JAL<9201>、パナソニック<6752>、ブイキューブ<3681>、資生堂<4911>が高い。《HH》

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