19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ85ドル安、追加緩和策期待が後退

2020年8月20日 08:12

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記事提供元:フィスコ


*08:12JST 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ85ドル安、追加緩和策期待が後退
■NY株式:NYダウ85ドル安、追加緩和策期待が後退

米国株式相場は下落。ダウ平均は85.19ドル安の27692.88ドル、ナスダックは64.38ポイント安の11146.46ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルス追加経済救済策を巡り共和党・民主党指導者は交渉を再開する見通しで、当初の計画よりも規模を削減し5000億ドル前後の規模での合意の可能性が報じられ、上昇して寄り付いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月開催分)で下半期の見通し引き下げが示唆されたと同時に、次回会合での追加緩和の可能性にてついて言及がなく、利回りが上昇したことを嫌気して引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルが上昇した一方で、不動産や自動車・自動車部品が下落。

ディスカウントストアのターゲット(TGT)やホームセンターのロウズ(LOW)は予想を上回った好決算が好感され上昇。バイオテクノロジーのモメンタファーマ(MNTA)はヘルスケア大手ジョンソン・ェンド・ジョンソン(JNJ)が同社買収を発表し、急伸した。一方、アパレルなど小売りのTJマックス(TJX)は一株当たりの損失額が市場予想を上回ったことが嫌気され下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は米国企業で初めて時価総額が2兆ドルを突破した。第5世代(5G)通信規格対応の新型アイフォーンへの期待が高まっている。

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■NY為替:米追加緩和期待後退でドル反発

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円26銭から106円15銭まで上昇して106円12銭で引けた。新型コロナウイルス追加経済救済策を巡り、共和党・民主党指導者は交渉を再開する見通しとなった。当初の計画よりも規模を縮小し、5000億ドル前後の規模での合意の可能性が報じられたことで景気見通しが改善したことがドル買い材料となった。また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月開催分)で、次回会合での追加緩和が示唆されなかったことから、債券利回り上昇に伴うドル買いも優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1949ドルから1.1831ドルまで下落して1.1840ドルで引けた。ユーロ・円は、125円97銭から125円38銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3227ドルから1.3094ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9059フランから0.9154フランまで上昇した。


■NY原油:もみ合いで43.11ドル、原油在庫の減少は小幅にとどまる

NY原油先物10月限はもみ合い(NYMEX原油10月限終値:43.11 ↓0.01)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.01ドルの1バレル=43.11ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは42.55ドル−43.21ドル。原油在庫の減少幅は市場予想よりも小幅にとどまり、利益確定を狙った売りが増えたことで一時42.55ドルまで下落した。ユーロ高・米ドル安が一服したことも意識されたようだ。ただ、追加経済支援を巡る協議で進展が期待されていることから、原油先物はやや下げ渋っている。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 25.50ドル -0.03ドル(-0.12%)
モルガン・スタンレー(MS) 51.37ドル +0.45ドル(+0.88%)
ゴールドマン・サックス(GS)203.02ドル +1.71ドル(+0.85%)
インテル(INTC) 48.33ドル -0.32ドル(-0.66%)
アップル(AAPL) 462.83ドル +0.58ドル(+0.13%)
アルファベット(GOOG) 1547.53ドル -11.07ドル(-0.71%)
フェイスブック(FB) 262.59ドル +0.25ドル(+0.10%)
キャタピラー(CAT) 138.02ドル -0.35ドル(-0.25%)
アルコア(AA) 15.31ドル +0.55ドル(+3.73%)
ウォルマート(WMT) 132.41ドル -2.30ドル(-1.71%)《ST》

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