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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ユーロ圏企業景況感などが手掛かり材料に
*14:55JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ユーロ圏企業景況感などが手掛かり材料に
■強含み、ドイツの景気回復を期待したユーロ買いも
今週のユーロ・ドルは強含み。トルコリラの急落や米国が対欧州製品に新たな関税を検討しているとの見方が懸念され、ユーロ売りが先行した。しかしながら、ドイツの8月ZEW景気期待指数が予想外に上昇したことを受けてユーロ圏の景気見通しは改善し、ユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。取引レンジ:1.1711ドル-1.1864ドル。
■底堅い値動きか、ユーロ圏製造業PMIなどが手掛かり材料に
来週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。米長期金利の上昇はユーロの上昇を抑制する可能性があるが、ユーロ圏の景気回復を期待したユーロ高・米ドル安の流れは変わっていない。ユーロ圏の製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想と一致した場合、ユーロ買い・米ドル売りは継続する可能性がある。
予想レンジ:1.1750ドル−1.1950ドル
■堅調推移、ユーロ圏の景気回復への期待高まる
今週のユーロ・円は堅調推移。新型コロナウイルスの感染流行は終息してないことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りはやや抑制された。しかしながら、米ドル・円相場が円安方向に振れたことや、ドイツ経済の回復期待が高まったことから、ユーロ買い・米ドル売りが再び強まり、対円でユーロは一時126円台後半まで買われる場面があった。取引レンジ:124円34銭−126円76銭。
■下げ渋りか、ユーロ圏企業景況感などが手掛かり材料に
来週のユーロ・円は下げ渋りか。NY株式市場を中心に世界的な株高が進み、リスク選好的な円売りが先行しそうだ。8月のユーロ圏製造業・サービス業PMIなどの経済指標が市場予想とおおむね一致した場合、一段の景気回復を期待したユーロ買いが入りやすい。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・21日:8月マークイット製造業PMI(7月:前月比+12.4%)
・21日:8月マークイットサービス業PMI(7月:前年比-15.0%)
予想レンジ:124円50銭−127円50銭《FA》
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