厚労省、患者の医療情報共有するシステム構築へ マイナンバーカードと連携

2020年8月6日 20:31

印刷

記事提供元:スラド

nagazou 曰く、 やや旧聞に類する話になるが、7月30日に厚生労働省が服用している薬や手術歴などの情報をマイナンバーカードと連動させる取り組みを行うそうだ。もともとこうした計画はあったが、今後2年間で集中的に取り組みを進めていくという。2022年度中に運用開始することを目指している(日経クロステック共同通信日テレNEWS24)。

外部の医療機関や薬局なども患者側の同意があればデータを閲覧できるという。災害時にかかりつけの医療機関が被害に遭っていたりすると、患者の服用している薬などの情報が取り出せないの問題などが起きていた。この対策としても使われるとしている。

かかりつけ医以外でも治療歴などを確認できるようにすることで、治療の効率化を図る。本人が同意した場合、おくすり手帳などに記載されたデータや手術歴、透析の有無などの医療情報がマイナンバーに登録され、PCやスマートフォンから自分の医療データを閲覧できる。たとえば母子手帳などを見ないと分からないような、乳幼児時代の病歴といった健診情報を閲覧することなども可能になるようだ。

 スラドのコメントを読む | 医療 | 政府

 関連ストーリー:
マイナンバーカードとスマホ一体化案に続報。生体認証などの導入も検討中 2020年07月02日
政府、マイナンバーカードを免許証として使えるように制度変更へ 2020年06月25日
郵送とオンラインのハイブリッド給付金申請システム、非エンジニアの市職員が開発 2020年06月03日
マイナンバーカードの電子証明書発行システム、接続しにくくなるトラブル 2020年05月12日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事