【株式市場】日経平均は後場軟調で5日続落、東京都の感染最多とされ様子見

2020年7月30日 16:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万2339円23銭(57円88銭安)、TOPIXは1539.47ポイント(9.57ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億42万株

 7月30日(木)後場の東京株式市場は、取引開始前に新型コロナの今日の東京都の感染者数が360人を超え最多の見込みと伝えられ、日本製鉄<5401>(東1)やJR東日本<9020>(東1)が一段安で始まった。日経平均も軟調転換して始まり、14時過ぎまで15円安から50円安の水準で小動きを続け、大引けも弱もみ合いのまま5日続落となった。TOPIXは3日続落。

 後場は、ディー・エル・イー<3686>(東1)が一段と上げてストップ高で売買を繰り返し、自民党の議員団が中国発の動画アプリ「ティックトック」へのアクセス制限をめざすと伝えられ漁夫の利の期待。三社電機<6892>(東2)は四半期決算が好感され大引けにかけて前場の高値付近まで上昇。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は国立がん研究センターと新型コロナウイルスに対する細胞性免疫(T細胞)の誘導を特徴とするペプチドワクチン候補を同定し画期的ワクチン開発へとし13時から急伸。fonfun<2323>(JQS)は「リモートメール」の新サービスが注目されて再び上値を指向。

 東証1部の出来高概算は13億42万株(前引けは5億3091万株)、売買代金は2兆2659億円(同9611億円)。1部上場2172銘柄のうち、値上がり銘柄数は769(前引けは695)銘柄、値下がり銘柄数は1321(同1355)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)の値上がりにとどまり、証券・商品先物、精密機器、情報・通信、輸送用機器が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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