トーモクは反落も1Q決算発表を控え業績強弱感をカバーし下値に割安株買いが交錯

2020年7月30日 09:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 トーモク<3946>(東1)は、前日29日に27円安の1801円と3日ぶりに反落して引けた。日経平均株価が、260円安と4営業日続落したことから、今年7月21日に年初来高値に迫る1850円まで買い進まれていた同社株にも、目先の利益を確定する売り物が出た。ただ同社株は、きょう30日に今2021年3月期第1四半期(2020年4月~6月期、1Q)決算の発表を予定しており、前年同期業績より改善しているか悪化しているか強弱感が分かれていることをカバーして下値には投資採算的に割安、さらに「巣ごもり消費」関連株人気も底流するとして1Q決算を先取る買い物が交錯した。前2020年3月期業績が、第2四半期(2019年4月~9月期、2Q)累計業績を上方修正した一方で、3月期通期業績を下方修正したことも意識されている。

■段ボールに「巣ごもり消費」需要が続き住宅事業はリフォームを強化

 同社の前期業績は、段ボール事業が製品価格の改定効果で2Q累計業績を上方修正したあと、3月期通期業績は、住宅事業や運輸倉庫事業が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたとして下方修正した。それでも業績自体は、売り上げ1765億8300万円(前々期比2.9%増)、営業利益69億1100万円(同32.8%増)、経常利益71億700万円(同26.8%増)、純利益45億6200万円(同2.2%増)と増収増益をキープし、純利益は連続して過去最高を更新した。

 今2021年3月期業績は、売り上げ1850億円(前期比4.8%増)、営業利益75億円(同8.5%増)、経常利益77億円(同8.3%増)、純利益48億円(同5.2%増)と続伸を見込んでいる。段ボール事業は、生産・加工専業会社の首位で関東地区でシェア12.5%のトップ企業として、飲料・加工食品向けの売上構成比が高いことをテコに新型コロナウイルス感染症対応のインターネット通販などの「巣ごもり消費」関連需要を享受し、最新鋭の高速印刷機を導入、フル稼働することなどが寄与する。住宅需要では、テレワーク向けのリフォーム事業を伸ばし、WEB営業を強化する。1Q業績は、住宅事業を展開する事業形態から売り上げ、利益とも低位に止まる会計特性があるが、きょう開示の決算がどのような推移を示すか注目される。

■年初来調整幅をほぼクリアしPER6倍、PBR0.4倍の修正に再発進

 株価は、今年1月の年初来高値1896円から新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)による世界同時株安の波及で同安値1228円まで突っ込んだ。同安値からは下げ過ぎ訂正で底上げし、「巣ごもり消費」関連株人気に今期業績の連続増益予想がオンして1850円まで戻し、ほぼ調整幅を埋めた。PERは6倍台、PBRは0.45倍と大きく出遅れており、年初来高値抜けから2019年7月高値1929円へのキャッチアップに弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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