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マネックス証券は8日、主要なネット証券会社として初めて、暗号資産(仮想通貨)の差金決済取引(CFD)の提供を開始する。その詳細と、差金決済取引について取り上げる。
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■マネックス証券、仮想通貨デリバティブ取引提供開始へ
マネックス証券は8日から、仮想通貨の差金決済取引サービスの提供を開始する。主要なネット証券会社の中で、先んじたサービス開始となる。扱う仮想通貨は、ビットコインやイーサリアムなど、全4種類。証拠金によるレバレッジは2倍となる予定だ。
マネックス証券は、マネックスグループ傘下の証券会社だ。マネックスグループにはもともと、仮想通貨取引所「Coincheck」を運営するコインチェックがある。だが、金融商品取引法改正を機に、マネックス証券でも仮想通貨の差金決済取引を開始する。
金融商品取引法では、仮想通貨は「金融商品」に含まれていなかったが、2020年1月の法改正により、仮想通貨を「金融商品」として扱えるようになった。
マネックス証券が他のネット証券に先んじて仮想通貨の取り扱いを始めたことで、他のネット証券各社が追随する動きが予想される。
■差金決済取引(CFD)とは
差金決済取引(CFD)は、実際のものの移動がない取引であるため、イメージしにくいかもしれない。
差金決済取引は、売買に伴う現物と金銭の受け渡しを行わずに、差額だけを受け渡す取引のことだ。
例えば金1gを、100円で購入したとする。しかし、購入時に金銭は渡さず、金も売れ取らない。1週間後に金1gが、200円に値上がりして売却を決定したとしたら、100円の利益を得られる。その利益分である100円だけを受け取れるという取引だ。
ネット証券の場合は、証拠金として資金をあらかじめ用意しておき、利益を得たら証拠金が増え、損したら証拠金から引かれることになる。
仮想通貨は値動きが安定せず、投機的な取引であることは否めないため、利用には注意したい。(記事:たけお・記事一覧を見る)
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