今日の為替市場ポイント:資産現金化の影響でドルは底堅い動きとなる可能性も

2020年6月25日 08:39

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記事提供元:フィスコ


*08:39JST 今日の為替市場ポイント:資産現金化の影響でドルは底堅い動きとなる可能性も
24日のドル・円は、東京市場では106円39銭から106円65銭まで反発。欧米市場でドルは106円47銭から107円07銭まで反発し、107円05銭で取引終了。

本日25日のドル・円は、主に107円近辺で推移か。ウイルス感染の再拡大を警戒して資産現金化の動きが観測されており、目先的にドルはやや底堅い動きを見せる可能性がある。

24日のニューヨーク市場では、株安・債券高・ドル高の相場展開となった。米国の多くの州で新型コロナウイルスの感染者が増加しているとの報道が続いており、投資家の間でリスク資産を圧縮し、キャッシュポジションを増やす動きが広がった。安全資産とされる金も換金目的で売られている。

米国内での新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するための制限措置は、ある程度解除されたが、一部地域で移動制限的な措置が再び導入されるようだ。「米国株式相場は短期的な調整局面に入った可能性がある」との声が聞かれており、リスク選好的な取引がただちに拡大する可能性は低いと予想される。《CS》

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