【株式市場】日経平均は後場一段と上げ昨日の急落を一気に埋めて上値を追う

2020年6月16日 16:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万2582円21銭(1051円26銭高)、TOPIXは1593.45ポイント(62.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億5476万株

 6月16日(火)後場の東京株式市場は、ブリヂストン<5108>(東1)が一段とジリ高傾向を強め、前場は強もみ合いだったソニー<6758>(東1)は13時頃から次第高など、北米景気敏感株に強さがみられた。日経平均は一段高の942円高で始まり、14時20分にかけて1093円19銭高(2万2624円14銭)まで上げた。大引けも1051円高で上げ幅は今年3位。昨15日の急落幅774円安を一気に埋めて上値をった。

 後場は、中国景気関連株も強く、JFEホールディングス<5411>(東1)や安川電機<6506>(東1)、ファナック<6954>(東1)が一段で始まり、さらに上値を追い、JFEはなんと大引け11%高。Aバランス<3856>(東2)は光触媒関連の新事業が注目され大引けまで買い気配のままストップ高。

 バイオ株への買い人気が強く、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は国際共同臨床試験の好結果発表などが注目され大引けまで買い気配のままストップ高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は総額3億ドル(330億円)のライセンスが注目されストップ高。Delta-Fly Pharma(デルタフライ・ファーマ)<4598>(東マ)は新薬候補の病勢コントロール率100%などが注目され一段高。イナリサーチ<2176>(JQS)は代理店提携先の米社が新型コロナ関連薬の試験受託拡大との発表などが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は15億5476万株(前引けは6億2312万株)、売買代金は2兆7542億円(同1兆914億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は2104(前引けは2055)銘柄、値下がり銘柄数は48(同90)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けも全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、ガラス・土石、輸送用機器、繊維製品、非鉄金属、ゴム製品、不動産、機械、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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