一先ずSQ通過までは方向感を掴みづらくさせそう【クロージング】

2020年6月9日 16:16

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記事提供元:フィスコ


*16:16JST 一先ずSQ通過までは方向感を掴みづらくさせそう【クロージング】
9日の日経平均は7営業日ぶりに反落。87.07円安の23091.03円(出来高概算15億2000万株)で取引を終えた。過熱感が警戒されていたこともあり、寄り付き直後に付けた23185.85円を高値にじりじりと下げており、前場半ばには22933.14円と23000円を割り込む場面もみられた。ただし、SQを前に仕掛け的な流れにもならず、後場寄り付き後も23000円を割り込む場面はあったが、ほぼ23000円を上回っての底堅い推移が続いた。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、鉄鋼、海運、非鉄金属、ガラス土石、証券が軟調。半面、電力ガス、保険、食料品、建設、情報通信がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテ<6857>、エムスリー<2413>が軟調。半面、ファーストリテ<9983>が下支えとなった。

米ハイテク株が冴えない値動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが重石となったが、過熱感が警戒されていたこともあり、想定内の一服といったところであろう。また、新型コロナの影響が大きかったセクターについても本日は利食いの動きが目立っており、一先ずSQ通過までは方向感を掴みづらくさせそうである。

日経平均はここからの上値追いは慎重になりやすく、一方で、下値は23000円処での底堅さが意識されやすいだろう。個人主体の中小型株についても、一方向に強いトレンドが継続していた銘柄等はいったん利益確定で撤退の動き。テーマ性など材料があって出遅れている銘柄を探る動き等も意識しておく必要がありそうだ。もっとも、需給状況は良好であり、売り仕掛け的な動きがあったとしても、売り一巡後の押し目を狙うスタンスになるだろう。《CN》

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