4月のWindowsバージョン別シェア、Windows 7が20%を割る

2020年5月6日 19:47

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記事提供元:スラド

StarCounterのWindowsバージョン別シェアデータ4月分でWindows 7のシェアが2010年7月以来初めて20%を割っている。

2位のWindows 7は1.77ポイント減の19.44%、1位のWindows 10は2.16ポイント増の73.14%。そのほかのバージョンでは3位のWindows 8.1(4.83%、0.20ポイント増)と4位のWindows 8(1.22%、0.03ポイント増)が増加する一方で、5位のWindows XP(0.89%、0.50ポイント減)と6位のWindows Vista(0.45%、0.11ポイント減)は減少している。StatCounterのデータでWindows XPのシェアが1%未満になるのは初めてだ。

デスクトップOS種別ではWindowsが0.58ポイント減少して76.52%となる一方で、OS Xは0.65ポイント増加して18.99%となっている。このほか、Linuxは1.61%(0.10ポイント減)、Chrome OSは1.12%(0.12ポイント減)。デスクトップにモバイル・タブレット・コンソールを加えたOS全体ではWindows(33.10%、1.86ポイント減)とOS X(8.21%、0.09ポイント減)が減少し、Android(39.13%、0.52ポイント増)とiOS(17.23%、1.60ポイント増)は増加した。
Windows 10のシェアを国・地域別にみると、4月はトルクメニスタンで初めて1位になったのをはじめ、計3か国・地域で1位に上昇した。Windows 10が2位以下に後退した国・地域はなく、235か国・地域中228か国・地域で1位となっている。なお、4月分のデータには前月までなかったサウスジョージア・サウスサンドイッチ諸島が加わっており、Windows 10のシェアが100%となっているが、上述の総数からは除外している。

一方Net ApplicationsのデスクトップOSバージョンシェアデータでは、1位のWindows 10と2位のWindows 7がともに減少しており、Windows 10は1.26ポイント減の56.08%、Windows 7は0.64ポイント減の25.59%となった。4月に最も大きく変動したのはUbuntuで、1.62ポイント増の1.89%と7倍に成長し、前月の13位から6位へ一気に上昇した。トップ5では3位のMac OS X 10.15が0.74ポイント増(4.15%)、4位のWindows 8.1が0.41ポイント減(3.28%)、5位のMac OS X 10.14が変動なし(2.62%)のように、あまり目立った動きはない。デスクトップOS種別でもLinuxは2倍以上に成長しており、1.51ポイント増の2.87%となった。このほか、Windowsは86.92%(2.29ポイント減)、Mac OSは9.75%(0.81ポイント増)、Chrome OSは変動なしの0.40%となっている。

SteamではWindows全バージョンのうちWindows 7 64 bitのみ減少しており、0.71ポイント減の5.96%。変動がなかった32ビット版との合計では6.31%となる。Windows 10は64ビット版と32ビット版の合計で86.28%(0.40ポイント増)となっている。Windows全体では95.06%(0.27ポイント減)、OSXは4.05%(0.25ポイント増)、Linuxは0.89%(0.02ポイント増)となった。 

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