米4月ISM非製造業景況指数は11年ぶり低水準も予想上振れ、ドル買い優勢

2020年5月5日 23:23

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記事提供元:フィスコ


*23:23JST 米4月ISM非製造業景況指数は11年ぶり低水準も予想上振れ、ドル買い優勢


米供給管理協会(ISM)が発表した4月ISM非製造業景況指数は41.8と、3月52.5から前回景気後退時の2009年12月来の50割れで予想38を下回り2009年3月以降11年ぶり低水準となった。50は活動の拡大と縮小の境目。

事前にマークイットが発表した4月サービス業PMI改定値は26.7と予想外に速報値27.0から下方修正され過去最低を記録。4月総合PMI改定値も27と速報値27.4から下方修正され過去最低となった。

米国の4月ISM非製造業景況指数が予想ほど悪化しなかったためドル買いが優勢となった。米10年債利回りは0.64%から0.67%まで上昇。ドル・円は106円52銭の安値から106円65銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0887ドルの高値から1.0866ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・4月ISM非製造業景況指数:41.8(予想:38、3月:52.5)
・米・4月サービス業PMI改定値:26.7(予想:27.0、速報値:27.0)
・米・4月総合PMI改定値:27(速報値:27.4)《KY》

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