日経平均は148円高でスタート、ソフトバンクGや武田薬が堅調

2020年4月27日 09:30

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19410.84;+148.84TOPIX;1428.44;+7.15

[寄り付き概況]

 27日の日経平均は前週末比148.84円高の19410.84円と反発でスタート。24日の米国株式相場でダウ平均は260.01ドル高の23775.27ドル、ナスダックは139.77ポイント高の8634.52ポイントで取引を終了。米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に上方修正されたほか、一部の州での経済再開を期待し買いが先行。マラリア治療薬のクロロキンに関して米国の食品医薬品局(FDA)がその利用を警告したことなどで失望感が広がり一時下落に転じたものの、トランプ大統領の署名で追加中小企業救済策が成立、原油価格も続伸で引けると、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円高の19430円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日の日経平均は買いが先行。その後も上げ幅を広げ、上げ幅は300円超となる場面も。検体数がもともと少ないとの指摘もあるものの、26日に東京都で新たな新型コロナウイルスの感染者が72人となり、1日の感染者数が100人を下回ったことなどもやや安心感に繋がっているとの声も聞かれている。

 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>などが堅調な一方、デンソー<6902>、ANA<9202>などが軟調。業種別では、海運、倉庫運輸、電気機器、ガラス土石などが上昇率上位で推移。《US》

関連記事