ランサーズは上値試す

2020年4月24日 08:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ランサーズ<4484>(東マ)はフリーランス向けマッチングサービスを展開している。当面は新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念材料となるが、中期的にはテレワーク化やフリーランス化の流れが追い風となりそうだ。収益拡大を期待したい。株価は3月の安値圏から急反発の動きとなった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、上値を試す可能性がありそうだ。

■フリーランス向けマッチングサービス

 19年12月東証マザーズに新規上場した。日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト「Lancers」を運営し、フリーランス向けマッチングサービスを展開している。

 クラウドソーシング(CS)は不特定多数に仕事を募集し、オンラインスタッフィングプラットフォーム(OS)は特定のランサーに仕事を依頼する。案件内容や単価などが異なり、流通総額の約9割がOSである。また第4四半期の構成比が高い季節要因があるとしている。

■中期的に収益拡大期待

 20年3月期連結業績予想は4月14日に上方修正した。19年3月期との比較では赤字拡大だが、前回計画との比較ではマーケティング投資抑制で赤字縮小の見込みとなった。

 当面は新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念材料となるが、中期的にはテレワーク化やフリーランス化の流れが追い風となりそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は3月の安値圏から急反発の動きとなった。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、上値を試す可能性がありそうだ。4月23日の終値は833円、時価総額は約129億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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