巴工業は戻り試す

2020年4月20日 08:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 巴工業<6309>(東1)は機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開している。20年10月期減益予想である。新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念されるが、現時点では業績予想修正は不要の見込みとしている。中期的に収益拡大を期待したい。株価は3月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。

■機械製造販売事業と化学工業製品販売事業を展開

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などを中心とする化学工業製品販売事業を展開している。

 19年10月期のセグメント別売上構成比は機械製造販売事業27%、化学工業製品販売事業73%、営業利益構成比は機械製造販売事業41%、化学工業製品販売事業59%だった。また地域別売上構成比は日本79%、アジア18%、その他3%だった。

 収益面では、機械製造販売事業が設備投資関連のため、第2四半期(2月~4月)および第4四半期(8月~10月)の構成比が高くなりやすい特性がある。

■22年10月期営業利益26億円目標

 20年1月策定の新中期経営計画では、目標値として22年10月期売上高490億円(機械140億円、化学品350億円)、営業利益26億円(機械9億円、化学品17億円)、経常利益26億円、EBITDA30億円、純利益17億円、ROE(純資産利益率)5.7%を掲げている。

 重点施策としては、海外事業拡大の継続、さらなる収益性向上、環境負荷軽減、資本効率改善、成長に向けた積極投資、働き甲斐のある職場環境の構築と人材育成を推進する方針だ。

■20年10月期減益予想

 20年10月期連結業績予想は、売上高が19年10月期比8.1%増の447億円、営業利益が5.3%減の22億50百万円、経常利益が5.6%減の22億50百万円、純利益が4.4%減の15億円としている。配当予想は19年10月期と同額の47円(第2四半期末23円50銭、期末23円50銭)である。

 機械製造販売は、海外での機械販売や国内の官需向けの好調で売上高が22.7%増の138億円だが、増加となる機械の利益率が低いため営業利益が21.8%減の7億60百万円の見込みとしている。化学工業製品販売は、化成品分野の紫外線硬化樹脂、機能材料分野および電子材料分野の半導体製造装置向け材料の増加を見込み、売上高が2.6%増の309億円、営業利益が6.1%増の14億90百万円の計画としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比6.3%減の95億24百万円となり、営業利益が9.0%減の5億34百万円、経常利益が9.2%減の5億40百万円、純利益が8.9%減の3億55百万円だった。機械製造販売が1.0%減収、化学工業製品販売が7.7%減収と低調だった。

 新型コロナウイルス感染症拡大による経済収縮の影響が懸念されるが、現時点では業績予想修正は不要の見込みとしている。中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待制度は10月末の株主対象

 株主優待制度は、毎年10月31日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して、ワイン(当社関連会社取扱商品)1本を贈呈する。

■株価は戻り試す

 株価は3月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。4月17日の終値は1991円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS150円33銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想47円で算出)は約2.4%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2892円41銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約210億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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