BMW1シリーズ強化 入門モデルで実用性の高い「118d」2Lディーゼル2ステージターボ

2020年4月7日 16:51

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新型「BMW 118d」(画像: ビー・エム・ダブリューの発表資料より)

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  • 新型「BMW 118d」(画像: ビー・エム・ダブリューの発表資料より)
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 BMWが、売れ筋に入門モデルを追加してきた。BMW・118d、その昔「118d」と表記されれば1.8Lディーゼルエンジンであることを表していた。最近のクルマではダウンサイジングとなり、ターボが装着され、そのため排気量のわりに出力があるため、ほとんど排気量より上位の記号が付けられていた。

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 今回4月に販売が開始されたBMWは「118d」の表記で、2Lディーゼルエンジンであり逆に低い表示だ。それに、2ステージターボチャージャーが装着されているが、これは上位機種に装備されていたボルグワーナー(Borg Warner)製のものであろう。

 BMW1シリーズは昨年夏からFF(フロントエンジン・フロントドライブ)のレイアウトとして、パッケージングを楽にしてきた。1シリーズのような小型車ではFFは重要な役目があり、日常走行での使いやすさが向上している。

 それでもBMWらしい走りを追求する姿勢は変わらず、「2ステージターボ」としている。ツインターボもあって紛らわしいのだが、小型のタービンと大型のタービンを持ち、エンジンの回転数にあわせて適切な吸気を行って燃費をよくすると共に、低回転からの立ち上がりなどでは小型排気タービンを最初に駆動し、「ターボラグ」を少なくすることが出来るシステムだ。

 排気タービンはタービンの径が大きいほど吸入量を大きくすることが出来、最高出力を上げることが出来る。しかし、回転が上がるまでに時間がかかる。そこで、最初は小型排気タービンを回して、「ターボラグ」を無くす努力をしているのだ。

 「118d」に搭載されたパワーユニットは、2L直4ディーゼル2ステージターボで、最高出力150PS(110kW)/4000rpmと最大トルク350N・m(35.7kgf・m)を、1750-2500rpmの低回転で発生。トランスミッションは8段ATと組み合わされる。かなり街乗りの使いやすさを追求しているようだ。

 ニードルセンサー(NSC)が備わったソレノイドバルブインジェクターを燃料噴射装置に使用、正確かつきめ細やかな噴射制御を狙っている。日本車などでも燃費向上を狙って希燃焼システムが開発されているのと同様で、燃料噴射のタイミングをより細やかに行う必要が出ているからだ。BMW1シリーズでは、従来よりも約200bar高い2200barの最大燃料噴射圧力にして、微細なコントロールを可能としている。

 運転アシストとしては、リバースアシスト、パーキングアシスト、ドライビングアシストを標準装備。アシスト装置の上級車との差は明確ではない。燃費は、WLTCモード計測16.7km/Lとなっている。これにモーターアシストを装備すれば、10%程度の燃費向上でも大きな商品価値を生むのではないか。

 しかしそうなると、日本車とも競合できる価格帯に収めるには厳しいところだろう。今回のディーゼルエンジン仕様だけでも、車格の割には少々高めの設定だ。だが1シリーズの小型で機敏な動きは、値千金であろう。

 118d プレイ エディションジョイ+ :385万円
 118d Mスポーツ エディションジョイ+:423万円
 118d プレイ :413万円
 118d Mスポーツ:451万円(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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