皇室御用達の有田焼「深川製磁」のカフェ併設ギャラリーが東京ミッドタウンにオープン

2020年3月16日 16:25

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記事提供元:ファッションプレス

 皇室御用達の有田焼窯元「深川製磁」による新業態ティー&ギャラリー「フカガワセイジ 1894 ロイヤル キルン アンド ティー(FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN&TEA)」が、2020年3月30日(月)にオープンする。

■皇室御用達の有田焼窯元「深川製磁」初のティー&ギャラリー

 「深川製磁」は、1894年、深川忠次により日本の磁器発祥の地といわれる有田で創設された老舗窯元。1900年パリ万国博覧会にて「金賞」を受賞後、従来の有田焼のデザイン様式と一線を画した斬新なデザインで、国内外の品評会で評価され、1910年には宮内省御用達となった。生地生産から釉薬及び絵具の調合、染付、上絵まで深川製磁特有の技術を集結した高品質な器は、世界中のファンからも愛されている。

■1日を彩る器の数々を、食とともに楽しむ

 「フカガワセイジ 1894 ロイ ヤル キルン アンド ティー」は、深川製磁の職人の技が輝く器を実際に手に取り、食とともに体験できる初のティー&ギャラリー。店内で体験できる器は、年間に僅かずつ製作している深川様式の「粋」を厳選した。上品で透明感のある風合い、手に馴染む形や手触りなど、長く使えるよう細部まで精巧に作られた逸品が並ぶ。

 日常を彩る器は、モーニングからカフェタイム、そしてバータイムまであらゆるシーンに馴染む。例えば、モーニングタイムであれば、つる朝顔の意匠を描くティーカップ「染錦つる朝顔 紅茶碗皿」など。優雅なカフェタイムには、深川ブルーの器がおすすめだ。

 そして大人なひと時を過ごすバータイムには、皇室の慶祝を記念して限定制作した格式ある明治期の意匠「官窯窓絵桐鳳凰菊花紋」が最適。精緻に描き込まれた品格のある皿に盛り付けられた料理は、おもてなしの心を伝えてくれる。

■自然由来のスイーツ&厳選茶葉入れ紅茶を味わう

 それら器の上に盛られるのは、人工着色料や化学香料などを極力排除した自然のままにこだわるパティスリー「ショウダイ ビオ ナチュール(shodai bio nature)」のパティシエが手掛けるスイーツの数々。さらに、国内有数の紅茶鑑定士が厳選した茶葉で淹れた紅茶といったラインナップだ。

 客席は、ゆったりとしたソファー席とカウンター席を用意。ソファー席では、佐賀県の工房で器を制作している映像を商品越しに眺めることができ、深川製磁に触れながら知ることもできる。

 また、奥のカウンター席では、展示されている“本日の厳選されたティーカップ”の中からお気に入りのティーカップを選び、紅茶を嗜める。明治、大正期に初代深川忠次が好んで描いた吉祥文様「春秋紋」や幕府朝廷に献上された色鍋島の伝統手法「染錦」のティーカップなど、深い歴史をも感じられるデザインが、優雅な時に寄り添う。

自宅のリビングのようなソファー席と落ち着いたカウンターダイニングで、器が人に馴染み溶け込むような感覚を体感しては。

【詳細】
フカガワセイジ 1894 ロイ ヤル キルン アンド ティー
オープン日:2020年3月30日(月)
住所:東京港区赤坂9丁目7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
営業時間:11::00~21:00
席数:10席

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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