2月のバイト・パート時給、上昇継続、コロナ影響でイベントなどはマイナスに

2020年3月13日 12:38

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 求人サイトを運営するアイデム、マイナビ、ディップが2月のアルバイト・パート平均時給を発表し、いずれも時給が上がる傾向が続いているものの、新型コロナウイルスがイベント・キャンペーン職の時給に影響を与えている可能性があることも分かった。

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■アイデムは東・西日本ともに平均時給アップ

 10日、アイデムが2月のパート・アルバイトの募集時平均時給を発表した。東日本エリアの平均時給は前年同月比43円増の1,132円。

 大分類では全ての職種でプラスとなり、特に製造関連・ドライバー職(2月時給:1,067円、前年同月比:64円増、以下同じ)、清掃・メンテナンス職(1,093円、34円増)などで時給が上がっている。このうち関東4都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の平均時給は同58円増の1,159円。職種別では製造関連・ドライバー職(1,095円、71円増)、清掃・メンテナンス職(1,102円、27円増)、販売・接客サービス職(1,026円、25円増)などで時給が上がっている。

 西日本エリアは同105円増の1,145円。東日本と同様にこちらも全ての職種で時給が上がっており、特に製造関連・ドライバー職(1,006円、40円増)、専門・技術職(1,332円、46円増)などで上昇幅が大きい。このうち関西3府県(大阪府、兵庫県、京都府)の平均時給は同115円増の1,163円。職種別では専門・技術職(1,326円、54円増)、製造関連・ドライバー職(1,033円、46円増)、清掃・メンテナンス職(1,001円、41円増)、販売・接客サービス職(976円、30円増)などで時給が上がっている。

■マイナビはイベント・キャンペーンがマイナス

 12日、マイナビが2月のアルバイト・パートの平均時給レポートを発表した。2月の全国平均時給は前年同月比51円増の1,111円。職種別で時給が大きく上がっているのは営業(2月時給:1,354円、前年同月比:133円増、以下同じ)、エンジニア・サポート(1,387円、120円増)、クリエイティブ・編集(1,083円、177円増)、工場・倉庫・建築・土木(1,153円、116円)など。

 一方でイベント・キャンペーン(1,341円、24円減)が職種別で唯一マイナスとなっている。新型コロナウイルス感染の拡大が続いていることから、全国各地でイベントが中止や延期、規模の縮小となっているため、アルバイトやパートの募集時給にも影響を与えている可能性があるという。

 地域別ではほとんどの都道府県でプラスとなっており、特に奈良県(1,064円、73円増)、広島県(1,058円、90円増)、福岡県(1,027円、84円増)、佐賀県(987円、90円増)、長崎県(981円、96円増)、熊本県(1,011円、113円増)など、九州を中心に西日本の県で大きく時給が上がった。ただし徳島県(939円、24円減)だけがマイナスとなっている。

■ディップは42カ月連続でプラス

 12日、ディップが2月のアルバイト時給データを発表した。2月の全国平均時給は前年同月比43円増の1,107円となり42カ月連続で前年同月比プラスとなっている。職種別では専門的職業(2月時給:1,572円、前年同月比:350円増、以下同じ)、建築の職業(1,297円、93円増)で大きく上がった。反対に製造・技能の職業(1,081円、36円減)で唯一マイナスだった。

 建設の職業のうち建築系の求人件数が前年から82.1%増加。公共工事、法人向け工事、東京オリンピック・パラリンピックに向けた都市開発、ホテル建設などの需要が重なったことで、人手不足になっていることが時給上昇につながった。

 地域別では、関東が同45円増の1,157円、東海が同40円増の1,082円、関西が同75円増の1,144円、九州が同42円増の983円となり、全ての地域でプラスとなっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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