10日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で3日ぶり反発、習主席武漢入りに安心感

2020年3月10日 17:07

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記事提供元:フィスコ


*17:07JST 10日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で3日ぶり反発、習主席武漢入りに安心感
10日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比53.47ポイント(1.82%)高の2996.76ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は1.82%高の3140.46ポイント)。

国内経済活動の回復が期待される流れ。習近平・国家主席は10日、新型コロナウイルス感染が大流行した武漢市を訪問した。感染拡大の終息が近いとの見方が広がっている。また、武漢の「都市封鎖」が一部解除されるとの観測も浮上した。新型コロナにより稼働停止していた各地の工場や商業施設に関しても、操業再開が相次いでいる。

ハイテク株が急伸。なかでも5Gネットワーク関連が物色され、光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)がストップ高、通信機器メーカーの大唐電信(600198/SH)が6.2%高で引けた。金融株もしっかり。中信建投証券(601066/SH)が3.8%上昇した。インフラ関連株、テレワーク関連株、食品飲料株、自動車株、不動産株、公益株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が0.69ポイント(0.29%)高の237.89ポイント、深センB株指数が5.63ポイント(0.61%)高の927.87ポイントで終了した。

【亜州IR】《FA》

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