NY外為:ドル指数200DMA割れ、ダウ一時800ドル超高、世界中銀の協調利下げの思惑

2020年3月3日 04:03

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記事提供元:フィスコ


*04:03JST NY外為:ドル指数200DMA割れ、ダウ一時800ドル超高、世界中銀の協調利下げの思惑


NY外為市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が強まり、ドル売りにさらに拍車がかかった。ドル指数は重要な節目である200日移動平均水準の97.84も割り込み97.18まで下落。ほぼ2カ月ぶりの安値を更新した。

G7財務相、中銀が3日に、新型肺炎を巡る対処で電話会談を開催することが明らかになると、各国中銀による協調利下げの思惑が一段と強まった。一部エコノミストは、FRBが3月の連邦公開市場委員会(FOMC)、または、それ以前に政策金利を50ベーシスポイント引き下げると見ている。米国株式相場は上げ幅を拡大。ダウ平均株価は800ドル超高となった。米10年債利回りは1.08%前後で下げ止まった。

ドル・円は利下げを織り込むドル売りと、リスク選好の円売りが交錯し、107円95銭前後でもみ合い。ユーロ・ドルは1.1165−70ドルで高止まり。ユーロ・円は119円58銭から120円71銭まで上昇した。《KY》

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