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新型コロナで休校が相次ぐ中、逆手にとって2020年度大学入試に備える

2020年3月2日 19:47

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■まとまった休みは新書を読む絶好のチャンス!

 新型コロナウィルスの感染拡大により、世間では卒業式を取りやめにする学校も出ており、3月は早めの春休みが到来する。ラッキー!と思ってうかれる生徒も多々いるだろう。だからこそ、思いがけず訪れた長期休暇に新書を読もう。

【こちらも】混迷する大学入試、だからこそ早めの小論文対策を

 新高1、2生なら、自分の進路を早期に確定するために新書を読む。書店に行って興味がありそうな新書を片っ端から購入して読んでいく。つまらない、興味がない、途中で読むのをやめる。お金が無駄に…その出費は決して無駄にはならない。

 なぜなら、そのテーマについて早い時期に「興味がない」と気づくことができたから。中途半端で終わっていいので、興味があるテーマの新書をどんどん読んでいく。ふーん、へー、と言っているうちに読了、それが本当に興味のあるテーマだとわかる。

■新書で志望理由書、面接、小論文、あらゆる試験の「ネタ」をストック

 2020年度入試は、さらに混迷を深める予感。だからこそ、あらゆる入試形態に備えておく。新高3生は今のうちに新書を読んで「ネタ」をストックしておこう。

 早期に進路を確定させたいならAO入試、公募推薦からチャレンジしよう。新書の執筆者の多くが大学の教員である。つまり、大学側が受験生に求める知識が新書に書かれている。自分が志望するテーマ(学科)について、どれぐらい予備知識を持っているのか、志望理由書と面接で徹底的につっこまれる。新書はまさに大学の現場に即した参考書である。

 さらに、志望理由書、面接で新書をあげるメリットは、その志望に対する「時間」の証明になってくれることだ。本を読むには一定量の時間が必要である。つまり、新書を数冊あげることによって、かなり時間をかけてそのテーマについて考えてきたことを言外に証明してくれる。昨日今日、ネットで調べてきた受験生とは雲泥の違いがある。

■大学入試の小論文、勝負は「ネタ」にあり

 大学受験生の多くが小論文対策を後回しにしがちである。小論文が書けない、とはいうが、書けないのではない。「書く」以前に書く「ネタ」がないのだ。

 「起承転結」「意見とエビデンス」など、「カタ」など数回書けばどうにでもなる。どうにもならないのが「ネタ」だ。その時、新書で読んできたことが決定的なエビデンスを与えてくれる。「○○大学の先生が述べていたが…」ニュースで聞きかじりの半端な知識ではない、骨太な論証ができるだろう。

 さらに、新書を読んで引用する、他者の意見を要約する、それが結局、現代文の要約系の問題になっていく。問題集などで、こま切れの意見文ばかり読み、設問一つ一つにしがみつくような演習ばかりしている。その結果、肝心かなめの高配点の要約系問題を落としていることに多くの受験生は気がついていない。

 このように考えてみると、新書を読むことのキーワードは「時間」だということがわかるだろう。だから、高校生諸君は思わずながら与えられたこの休校期間を新書の活用にあててほしい。(記事:大学受験国語のフットプリンツ 谷村長敬・記事一覧を見る

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