新興市場銘柄ダイジェスト:シンクレイヤは大幅に反発、ザインがストップ高

2020年2月21日 16:41

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記事提供元:フィスコ


*16:41JST 新興市場銘柄ダイジェスト:シンクレイヤは大幅に反発、ザインがストップ高
<6769> ザイン 1065 +150
ストップ高。最大16人の体温を同時に非接触で検知する新しいAI顔認証ソリューションを20年第1四半期にリリースすると発表している。新型コロナウイルス対策での「国内発生の早期」フェーズに対応するため、体温の高い人を同時多数かつ高速に検知するニーズに応えるものとしている。新型ウイルス受診の目安として政府の専門家会議が公表した発熱37.5度4日以上の勤務者を一定の条件下で確認することも可能という。

<3674> オークファン 773 +100
ストップ高。出資するサイバーセキュリティクラウド<4493>の東証マザーズ上場が承認され、材料視された。上場予定日は3月26日で、AIを活用したサイバーセキュリティサービスの開発・提供が事業の柱。サイバーセキュリティクラウドが20日に提出した有価証券届出書によると、オークファンは33万3000株(所有割合14.33%)を保有する第2位株主。

<4385> メルカリ 2448 +53
反発。丸井グループ<8252>の丸井と業務提携したと発表している。メルカリ初となる旗艦店「メルカリステーション」を新宿マルイ本館に今春出店するほか、20年4月より新宿マルイ本館など数店舗で「メルペイ」決済を導入する予定。また、事業戦略発表会を開催し、投函ボックス「メルカリポスト」をヤマトホールディングス<9064>傘下のヤマト運輸を集荷パートナーとして展開するとしている。

<6166> 中村超硬 888 +16
大幅に3日続伸。保有するペプチスターの株式全てを譲渡すると発表している。受託合成事業から撤退するため、ペプチスターで中村超硬のマイクロリアクター技術を活かした特殊ペプチド原薬の製造装置の開発が困難になったため。譲渡先は非開示。ペプチスターは特殊ペプチド医薬品の技術を持つ。また、18年2月2日付で締結したシンジケート方式によるコミットメントライン契約を解除する。実行残高は15.00億円。

<9266> 一家ダイニング 921 +9
大幅に続伸。東証の承認を受け、3月11日から本則市場に上場先を変更すると発表している。1部か2部かは決まり次第、知らせる予定。一家ダイニングプロジェクトは「今後も事業の拡大と企業価値の向上に努める」とコメントしている。また、株式売出72万株、オーバーアロットメントによる売出10万8000万株を実施する。売出価格は3月2-4日のいずれかの日に決定する。

<1724> シンクレイヤ 1155 +55
大幅に反発。中国広東省中山市の工場について、市行政府から方針転換の通達があり、操業が認められたと発表している。20日から生産ラインの一部を稼働させている。今後は感染予防管理体制の下、早期の完全稼働に向け取り組む。また、部材・部品の在庫が一定量確保されていることから、製品生産と出荷への影響はないとしている。新型肺炎の感染拡大が業績に与える影響が警戒されていただけに、操業再開が好感されたようだ。《ST》

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