20日の米国市場ダイジェスト:NYダウ128ドル安、新型コロナウイルスへの懸念が収束せず

2020年2月21日 07:55

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記事提供元:フィスコ


*07:55JST 20日の米国市場ダイジェスト:NYダウ128ドル安、新型コロナウイルスへの懸念が収束せず
■NY株式:NYダウ128ドル安、新型コロナウイルスへの懸念が収束せず

米国株式相場は下落。ダウ平均は128.05ドル安の29219.98、ナスダックは66.21ポイント安の9750.96で取引を終了した。朝方はもみ合う展開となったものの、新型コロナウイルスの感染が日本や韓国に広がるなか、投資家のリスク選好姿勢が後退し軟調推移となった。ゴールドマンサックスが新型コロナウイルスの影響が過小評価されていることを理由に、短期的な株価調整が入る可能性を指摘したことも相場の重しとなった。セクター別では、不動産や自動車・自動車部品が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や商業・専門サービスが下落した。

中国や韓国の売上比率が高い半導体のインテル(INTC)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、携帯端末のアップル(AAPL)が下落。メディア大手のバイアコムCBS(VIAC)は、赤字決算となり急落。一方で、不動産情報のジロー・グループ(Z)は、決算内容が好感され大幅上昇。ネット証券会社のEトレードフィナンシャル(ETFC)は、大手行のモルガン・スタンレー(MS)と130億ドルで身売り合意し急騰した。

クラリダFRB副議長は米景気の堅調さに自信を示し、コロナウィルスによる中国経済への悪影響を理由に利下げを期待するのは時期尚早との見解を示した。

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■NY為替:ドル強含み、質への逃避で米国に投資資金が流入

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は112円23銭まで上昇後、111円70銭まで反落したが、112円12銭で引けた。2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や1月景気先行指数は予想を上回り米国経済の強い成長に期待が広がったほか、中国国外での新型肺炎の一段の拡大を世界保健機関(WHO)が警告したため、質への逃避的な動きが広がり、ドル買いにつながった。

ユーロ・ドルは、1.0821ドルまで上昇後、1.0783ドルまで反落して1.0784ドルで引けた。ユーロ圏・2月消費者信頼感指数が予想を上回ったものの、欧州中央銀行(ECB)は1月議事要旨の中で、長期にわたり大規模緩和が必要との見方を確認したことから、ユーロ売りは縮小しなかった。ユーロ・円は121円40銭まで上昇後、120円52銭まで反落。ポンド・ドルは1.2849ドルまで下落後、1.2889ドルまで戻した。ドル・スイスは0.9815フランまで下落後、0.9845フランまで上昇した。


■NY原油:続伸で53.78ドル、原油在庫の増加幅は予想を下回る

NY原油先物3月限は続伸(NYMEX原油3月限終値:53.78 ↑0.49)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.49ドルの1バレル=53.78ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは、53.22ドル−54.50ドル。通常取引開始前の時間外取引で53.22ドルまで下げたが、その後反転。通常取引開始後に54.50ドルまで上昇した。時間外取引で53.49ドルまで一段高となった。原油在庫の増加幅は予想を下回ったことや、ガソリン在庫の減少を意識した買いが入ったようだ。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 34.85ドル +0.13ドル(+0.37%)
モルガン・スタンレー(MS) 53.75ドル -2.56ドル(-4.55%)
ゴールドマン・サックス(GS)232.73ドル -4.60ドル(-1.94%)
インテル(INTC) 65.45ドル -1.66ドル(-2.47%)
アップル(AAPL) 320.30ドル -3.32ドル(-1.03%)
アルファベット(GOOG) 1518.15ドル -8.54ドル(-0.56%)
フェイスブック(FB) 214.58ドル -2.91ドル(-1.34%)
キャタピラー(CAT) 136.93ドル +0.07ドル(+0.05%)
アルコア(AA) 16.10ドル -0.60ドル(-3.59%)
ウォルマート(WMT) 117.69ドル +0.01ドル(+0.01%)
スプリント(S) 9.48ドル -0.01ドル(-0.11%)《SF》

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