NY株式:NYダウ407ドル高、中国政府の対応を好感

2020年2月5日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY株式:NYダウ407ドル高、中国政府の対応を好感
米国株式相場は上昇。ダウ平均は407.82ドル高の28807.63、ナスダックは194.57ポイント高の9467.97で取引を終了した。昨日に続いて中国政府が市場への大規模な資金供給を行い、新型コロナウイルスによる経済鈍化懸念が後退し、買いが先行。またアイオワ州での民主党予備選挙でシステム障害により投票結果発表が遅延する混乱を受けて、トランプ大統領再選の可能性が強まったとの見方も広がり、ハイテク株を中心に大幅上昇となった。セクター別では公益事業を除いて全面高となり、特にテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。

携帯端末のアップル(AAPL)は、台湾の鴻海精密工業など重要サプライヤー各社が10日から生産を本格的に再開する計画を発表し上昇。医薬品卸売りのマケッソン(MCK)は、一株利益が予想を上振れ堅調推移。半導体のNXPセミコンダクターズ(NXPI)は、決算内容が好感され上昇。オークションのイーベイ(EBAY)は、NY証券取引所を運営するインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)からの買収提案を受け上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は一時20%を超す上昇。一方で、検索大手のアルファベット(GOOGL)は、売上高が市場予想に届かず下落した。

マーケット終了後にエンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)が発表した10-12月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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