【株式市場】日経平均は朝方の429円安を下値に切り返し新型肺炎の関連株は売買交錯

2020年2月3日 12:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万2981円99銭(223円19銭安)、TOPIXは1673.53ポイント(10.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して7億1242万株

 2月3日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNYダウ600ドル安を受けて株価指数の先物が先行安したが、日経平均は取引開始直後の429円26銭安(2万2775円92銭)を下値切り返し、高下しながら持ち直した。タイ国で新型コロナウイルス肺炎の患者にインフルエンザ治療薬と抗HIV(エイズウイルス)薬を組み合わせて投与したところ症状が急速に改善との報道を受け、インフル薬の中外製薬<4519>(東1)が活況高となり、抗HIV薬の免疫生物研究所<4570>(JQG)は一時ストップ高。日経平均の前引けは223円19銭安(2万2981円99銭)となった。

 オフィス空室率の過去最低が続くと伝えられ、三井不動産<8801>(東1)などが高く、エイジア<2352>(東1)やJストリーム<4308>(東マ)やは第3四半期の大幅増益などが注目されて活況高。免疫生物研究所<4570>(JQG)は新型肺炎に「抗HIV薬+インフル薬」と伝わり期待が増幅。

 東証1部の出来高概算は増加して7億1242万株、売買代金は1兆3100億円。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は455銘柄、値下がり銘柄数は1646銘柄。また、東証33業種別指数は4業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、食料品、不動産、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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